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新年度始まりました

2017.04.06

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いよいよ平成29年度がスタートします。千葉明徳中高生の皆さん、
改めてそれぞれの学年への進級おめでとうございます。
この一年が、皆さん1人ひとりにとって最高の年になることを心から期待しています。

そして、明日の入学式では、中学生38名、高校生341名、
合計379名の新入生を迎えることになります。
中学校は、全体で124名、高等学校は全体で983名、
千葉明徳中学校・高等学校として1107名の生徒が学んでいくことになります。

 
さて、この春休みも様々なことがありました。
大相撲春場所では、稀勢の里関が13日目に一敗を喫し、その際に大きなケガを負ってしまいました。
しかし、千秋楽と優勝決定戦で劇的な勝利を納め、二場所連続優勝を飾るという快挙もありました。
また、甲子園の春の選抜大会では、初の大阪勢どうしの決勝戦となり、
大阪桐蔭高校が優勝を飾りました。

そんな最中、先ほど皆さんとともに黙祷を捧げた悲しい出来事が起こりました。
3月27日、栃木県の大田原高校の山岳部の生徒七人と先生お一人が雪山での訓練中に雪崩に遭遇し、
尊い命が失われました。皆さんにとって、同世代の多くの若者が亡くなってしまったことに、
大きなショックを受けた人も多かったのではないでしょうか。

栃木県立大田原高校は、創立115年になる男子校で、県内では有数の進学校でもあり、
山岳部も全国的にも強豪校の一つだそうです。亡くなられた七人の生徒には、
それぞれに夢があり、目標があり日常の生活がありました。
ある生徒は、医者になることを目標にしていました。
また、ある生徒は、将来は絶滅危惧種を守る仕事がしたいという夢がありました。
また、ある生徒は、いつも一発芸でクラス全体の明るくする人気者だったとのこと、
それぞれの青春、学校生活がありました。しかし、この事故で生徒達の夢や日常は、
一瞬にして消えてしまいました。亡くなられた皆さんは、
間もなく満開を迎える桜を見ることも出来ません。

ある生徒の親御さんは、『息子は、人のためになる仕事がしたい』といつも言っていたとのことで、
息子さんの遺志をくんで、お医者さんに相談し、息子さんの目の角膜を提供した人もいました。
そして、先生でお一人だけ亡くなられた29歳の国語の先生は、
古典の知識は学校中で一番との定評があり、今年中に結婚する予定だったそうです。
事故から、10日あまりが経過する中で、少しずつ事故当時の様子も明らかになってきています。
雪崩に遭いながら助かったある生徒は、雪崩に巻き込まれた瞬間、身動きが出来ない中で、
とっさに口の周りの雪を食べて呼吸が出来るようにして、1・2時間後に助け出されたとのこと。
その生徒は、なんと、その後、他の生徒を掘り出すのを手伝ったということでした。
改めて、その時の現場では、まさに生死を分けた壮絶な事態が起こっていたことが伺えます。

この事故で息子さんを亡くし辛い中で、ある生徒のお父さんがインタビューに答えておられました。
そのインタビューを紹介します。

『本当に良い子だったし、短くても幸せな人生たったと思います。
ただ、親より先に死んだことだけは親不孝です。
山に行った全員がただいまと言って帰ってきて欲しい。』


この事故のニュースを聞いて、誰しもが思ったことだと感じました。
皆さんも、このお父さんの言葉のとおり、絶対に親より先に逝ってはいけません。
この事故の教訓として、堅く・堅く心に留めておいて下さい。

 

それでは、いよいよ新年度が始まります。
昨年度、この千葉明徳を巣立っていった皆さんの先輩方は、部活動や学校行事にも頑張りました。
そして、進路選択にも積極的に立ち向かい、素晴らしい成果を残してくれました。
高校三年生の皆さん、いよいよ皆さんの出番です。部活動や学校行事においても、
この1年間、全校を力強くリードしていって下さい。

そして、先輩を超える納得のいく進路を決めて、
来年三月、有終の美を飾ってくれることを心から期待しています。
さらに、中学生の皆さん、高校2年生の皆さん、明日は、皆さんの後輩が入学してきます。
皆さんは、新入生にとって模範であり、
そして憧れの先輩になっていってくれることを心から期待しています。

それでは、いよいよ始まる2017年度、皆さんと私たち教職員で、
活気溢れる千葉明徳を作っていきましょう。

以上です。
千葉明徳中学校・高等学校
校長 園部 茂