学園ニュース

学園ニュース 2018年1月号(215号)年頭所感特集

【理事長】

■◆■学校法人千葉明徳学園 理事長 福中 儀明■◆■

 あけましておめでとうございます。2018年、理事長より年頭の挨拶を申し上げます。
 ①新しい施設としては幼稚園のこども園舎が完成し1・2歳児が入園してきます。これをしっかりと運営していきます。
 ②学園創立100周年記念には古墳に二つのタイムカプセルを埋めようと考えています。2025→2125のカプセルと2025→3025のカプセルです。古墳は1500年守られてきたのだからこれからの1000年も大丈夫なはずです。中に入れるものは園児・生徒・学生・教職員から未来に宛てた手紙、学園案内・教科書等です。
 ③短大創立50周年が2020年と目前に迫っています。ハコモノを作るのではなく、現在機能していない同窓会を再建し活発化し、総合保育創造組織の一員に加えようと計画しています。
 ④高校の総合部室棟の新設はグラウンド整備の次に行うはずでしたが未だ実行されていません。この設計を始めます。
 ⑤高校・短大両方のバリアフリー化(エレベーターの新設)+高校プレハブ教室の解体と新設(プレハブではない恒久建築)の設計を始めます。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 学長 金子 重紀■◆■

 新年明けましておめでとうございます。
 私は、平成も30年になってしまったかという気持ちの中で新年を迎えました。この30年で社会が大きく変わったとも言えるし、あまり変わらないとも言えるように思います。もちろん、変わったところと変わらないままのところと両方あるのでしょう。社会の変化、その中で生活する私たちの変化というものは、日々生活している中ではなかなか客観的に見ることができないと思われます。
 しかし、客観的に私たちの社会の変化や私たち自身の変化を捉えることは、今の社会や私たちの長所・短所を把握するためにとても大切なことであるのも事実です。
 本年度の児童家庭福祉の試験問題の一つとして「少年非行が減少している原因について指摘した上で、現代の少年の傾向及び問題点について論ぜよ。」を出しました。一人の学生の解答の一部を紹介します。
 『少年非行が減少している原因は大きく二つある。一つ目は今の世の中は不自由な事があまりなく、欲しい物は与えられ、少しのルールはあるけれど、その中で好きにできるからだと思う。二つ目は、その自由の中にある。その自由は結局大人が用意した自由で、本当の自由ではないと思う。・・・現代の少年は、大人から必要なものをもらい、不自由なく生活していると思う。でもそれは好奇心とかいろいろな気持ちを押し殺してしまっていると思う。・・・』
 この学生が、社会のことや自分たちのことを客観的に見ることができているかと言えば、その評価は難しいかもしれません。しかし、少なくとも自らに引き付けて客観的に考えようとしている姿勢が大いに見られると私は評価します。この学生は、自分のあり方についての1つの視点を持つことができていると思われるからです。大切なことは、自分に引き付けて客観的に見ようとするところであると考えます。他人の問題ではなく、自分の問題として捉えることに意味があるのです。この点で、客観性を保っているのかが疑問になるかもしれませんが、私たちの社会のことや私たち自身のことについて第三者的客観性は必要ではないとも言えます。主体的であることが必要なのです。
 現在、短期大学は、少子化の波、保育士不足などの社会状況に揺り動かされています。2年後に短期大学50周年を迎えるにあたって、私たちを取り巻く社会の変化を客観的に把握しつつ、千葉明徳短期大学が何を大切にしていくのか、何を変えていくのかを全学で共有していける年にしていきたいと考えています。



【中学・高校】

■◆■千葉明徳中学校・高等学校 校長 園部 茂■◆■

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 昨年3月、千葉明徳中高一貫コース、そして学校改革後の高等学校初の卒業生を送り出すことが出来ました。その進学実績は、目標を大きく越える結果となり、ここ数年掲げてきた『新しい進学校』という学校改革目標に一歩近づくことが出来ました。これも一重に学園理事会はじめ、すべての学園関係者の皆様のご理解と、教職員の努力の賜と深く感謝申し上げる次第です。
 さて、年明け早々、私にとって、たいへん残念で悲しいニュースがありました。それは、1月4日に星野 仙一さんがお亡くなりになったことです。ご存知のように、星野さんは、中日・阪神の監督を歴任し、そして2011年のシーズンから楽天の監督に就任しました。星野さんと比べては申し訳ないのですが、私も2011年度からこの千葉明徳中学・高等学校の校長を拝命致しました。そして、2011年3月、忘れることのできない東日本大震災が起こりました。あの年は、本校も入学予定者説明会をできないままに、入学式を迎えました。あの年のプロ野球は、どうだったのかなと振り返ってみると、楽天の選手と星野監督が避難所を回り被災者を励ましている姿を真っ先に思い出します。そして、2013年のシーズン、楽天は悲願のリーグ優勝を果たしました。日本シリーズでは、星野監督の現役時代の宿敵であった巨人との戦いを制し、初の日本一に輝きました。後に、著書『星野流』において、震災からの復興を目指したスローガン『がんばろう東北』の下に、チームと東北のファンが一体となって勝ち取った勝利だったと振り返っています。また、『星野 仙一』という人間像は、常に怒っているイメージが先行しがちですが、この間の報道では、厳しさの裏に周囲への気配りを忘れない優しい人だったということを多くの方が語っていました。また、著書では、監督としてビジョンを掲げる大切さを訴え、『ビジョンをおろそかすることについては、とにかく厳しくした』と振り返っています。組織を前進させるためには、そのビジョンに基づいた『みんなでやるべきことがある』、それをおろそかにするものには徹底的に厳しかったということでした。
 一般的に組織論では、『みんなで決めたことを一人ひとりが意識して実行していく、そこではじめて組織力は上がっていく』と言われますが、その前に、一人ひとりのやるべきことをはっきりさせるためには、その前提となる明確なビジョンが必要です。星野さんが監督として、『闘将』そして『名将』たりえた所以は、常に『私はこうしたい』という明確なビジョンを持ち続けながら、指揮を執っていたからだと私は確信しています。今後、私自身も微力ながら、星野さんを見習って明確なビジョンを持ち続けながら、学校運営にあたらなければならないという思いを強くした冬休みでした。
年が明け、三学期がスタートしました。いよいよ、2020年大学入試改革など、中長期的目標を明確にし、その上で中高としての課題を明らかにする時だと位置づけています。
 学園関係者の皆様方の積極的なご理解・ご支援をお願い申し上げ、年頭にあたってのご挨拶と致します。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 園長 米澤 真理子■◆■

 明けましておめでとうございます。
 今年も世界平和と子ども達の笑顔のために精進してきたいと思います。
 幼稚園は、昨年5月に創立50年を迎えました。創立以来、南生実で幾人もの教職員が教育にあたり、これまで4,810人の卒園児童を送り出しました。今年度から、9人目の園長に就任し、8月には50周年の記念式典として、園庭に新しく設置した総合遊具のお披露目会をいたしました。式典には、創立時に教頭をなさった安藤先生をはじめ、これまでご助力いただいた教職員の皆さまにもご立席いただきました。総合遊具は、園児達が毎日喜んで遊んでおります。
 また、2018年4月からは幼稚園型認定こども園に移行することとなり、現在、短大校舎の横に3号認定児童用の園舎を建設しております。この園舎の完成と同時に、50周年誌を発行する予定で準備をしております。完成しましたら、皆さまにもお集まりいただく機会を設けたいと考えております。新しい園舎でこれまでの歴史を振り返りながら、教職員を激励していただければ幸いです。
 こども園に移行しましても、職員一同ファシリテーターとして創立時から変わらぬ教育目標である、「明るく」「強く」「素直な子」を育成していこうと思います。今後とも変わらぬご指導をよろしくお願いいたします。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 園長 丸山 敦子■◆■

 新年あけましておめでとうございます。
 お正月は、毎年恒例で箱根駅伝を見ています。各校とも優勝やシード権の獲得を目指すことはもちろんですが、襷を繋げたいという強い思いが、個人の力をチームの力へと変え、選手も自分の持っている力以上のものを発揮しているのではないかと感じています。
 襷を渡す選手を見ていると、次の走者が受け取りやすいように襷を両手で一直線に伸ばし、まっすぐ両手を伸ばして渡しています。長距離を走り、腕もだるいでしょう、疲れ切っているでしょう、それでも皆そのように襷を渡す姿を見ると、「繋がった!」とテレビの前で見ている私まで安堵の気持ちでいっぱいになってしまいます。
 本八幡駅保育園も、“保育”という襷を繋げ15年目を迎えます。今後は、これまで15年間紡いできた保育の営みを更に発展させ、丁寧に繋いでいくことが課題になると考えます。未来へ「繋ぐ」節目とも考えられる2018年は、戌年です。それも60年で一回りをする戊戌とのことで、大きな発展が見込まれる年でもあります。60年前の1958年には東京タワーも建設されました。2018年はどんな発展がなされるのでしょうか。私は、2018年を保育園発展の戊戌とすべく、力と気持ちを注ぎ、励みたいという思いでいます。
 職員一丸となって頑張ってまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 園長 海邉 成美■◆■

 新年あけましておめでとうございます。
 毎年の恒例となった年頭所感の執筆も8回目となりました。この原稿に何を書こうか考えていた頃、2人の女の子が事務室に遊びに来ました。パズルをしながら楽しく会話をしていたのですが、いつしか話題は「大きくなったら何になりたい?」に… 年長児の問いかけに年中の女の子が「ん~とね~ チーター!」「えっ!? なんで?」「速いから!」 何気ない会話ですが、子どもらしい夢がいっぱい詰まっています。その後会話が進むにつれ「何で動物って言うの?」という疑問が湧いたので、「小学校に行くと習うけど、動物って漢字で書くと動く物って書くんだよ」と話すと、なるほど!という表情をしていました。ですが、まだ納得がいかないようなので「動物は自分でご飯を食べて動くでしょ?ロボットは電池を入れたり、コードを刺したりしないと動けないけど…」とちょっと難しいかな~という話をしてみると、「刺して食べるのはたこ焼きだよね~!」とケラケラ笑い出した2人。一緒に笑いながらも固定概念のない子ども達の発想に完敗!の瞬間でした。
 開園当初から「子どもを真ん中に・大きな実家をめざして」を核に日々職員が力を合わせて保育を創造してきた小さな保育園ですが、子ども達の夢と心は大きく育っています。この宝物を大切にしながら、コロコロとさいころの目のように移り変わっていく子ども達の興味関心に寄り添った保育を今後もしっかりと行っていこうと改めて感じています。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 園長 丹野 禧子■◆■

 明けましておめでとうございます。
 皆様健やかなお正月を迎えられた事と存じます。明徳やちまたこども園は4月に開園4年目を迎えます。
 本園は八街市で初めての、そしてただ一つのこども園です。ところが、知名度がいま一つで、子どもや親にとってどういう機能を持っているのかが知られていないのが現状です。今年は、こども園のよさを積極的にアピールしていきたいと考えています。
 「こども園に入れたら、子どもが子どもらしく育つ」、「子育ての楽しさが分かってきた」という意見を地域の皆さんに言ってもらえる様に職員一同心を込めて保育にあたっていきたいと思います。
 今年度も保育者養成機関の園である事を充分に活かし、短大の先生方にご協力頂き、「子ども達の知的好奇心」をくすぐる特別保育として科学、表現を中心に行っていきます。「あの園に行くとおもしろい事があるし、子どもの知力が伸びるね」と言われるようにしていきたいなと思います。
 八街の自然は四季折々に子どもに良い刺激を与えてくれます。空をピンクに染める満開の桜、落ち葉や枯れ枝でたき火をして魚を焼いたり、ごはんを炊いたり、焼き芋を焼いたり、畑のおじさんに里芋や大根掘りをさせてもらったり、霜柱の立つ築山でザクザクと霜柱をシャベルで掘り出し、「宝石掘りをしているんだよ」と云っていたり…たくさんの不思議や楽しさを提供してくれます。子ども達は自然とふれ合いながら心の成長と知の成長をしています。
 私たち職員一同、日々の子どもの成長に感動しながらこの一年の保育を進めていきたいと思います。



【土気】

■◆■明徳土気保育園 園長 北村 都美子■◆■

 先日一時保育の見学に来たお母さんが、桜の木を中心に思い思いに自分の遊びに没頭する子ども達の光景を見て「まるで絵本の世界のようですね、私がこの園の子どもになりたい」と感想を漏らして帰られました。
 土気保育園は、通常の入園の他に一時預かり事業(一時保育)を行っています。待機児が多いことから、短時間の就労では入園できない子の為の定期利用と、家庭で育児をしている人の為の不定期利用があります。常に定員を超えた申し込みがあり、担当者はその調整に四苦八苦しているのが現状です。単純に抽選や申し込み順にとも思いますが、そうはいかない事情があります。預ける理由は、上の子のPTAや歯科治療等、理由はそれぞれですが、時に申し込む理由の後ろにある様々な事情が見え隠れすることも多く、一律に決めるという訳にはいかないのが現状です。
 例えば「腰が痛いので通院したい」「リフレッシュでランチに」というお母さんと面談すると、実は育児に行き詰まっていることが判ったりします。そんな時、一日預かるだけでは、真の“親子の困り感”に寄り添うことはできません。特別にその子だけ多く予約を入れることもできませんので、このような場合は、園の2階に併設する地域子育て支援センター“桜ほっとステーション親子”と連携します。ここは、お母さんにとっては、育児相談や仲間づくりの場として、子どもにとっては満足するまで遊べる場として、結果生活リズムも良くなり育てやすさに繋がる。親子関係の微調整をする場ともなります。
 一時保育の申し込みのケースによっては、その理由の奥にある、当事者でさえ無自覚かもしれないSOSのこともあり、そういった窓口の役割にもなっています。
 虐待に至らないためにも、求めてきた人に応え寄り添うことが、その人自身のエンパワーメント(湧活・・その人自身の本来持っている力を湧き出させる)に繫がると考えています。
 今、開園前の予想を超え、『子どもの育ちの場』として保育園の保育を軸に、地域の『子育ての止まり木』として社会福祉法人明徳会は存在しています。
 一時保育から見えてきた、困っている親子の姿は、その背景にある家庭や親子の問題等(貧困、障がい、介護、疾病等)社会のひずみともいえる姿を映し出していると実感するものです。
 その社会的な課題にどのように向かっていくか、14年目を迎えた法人の課題であると考えます。同時に未来を担う子ども達にひとりの大人として、そこに向かう姿勢をどう見せていくことが出来るか、私自身の課題でもあります。



【そでにの】

■◆■明徳そでにの保育園 園長 野村 紀子■◆■

 あけましておめでとうございます。

 昨年は、新園舎完成お披露目会と五周年記念行事を無事行うことが出来ました。全職員で総力を挙げ取り組み、保護者や地域の方のご理解とご協力も得て、当日を迎えることができました。当日は、大勢のご来賓の方がご参加くださり賑やかな式典となりました。子ども達の育つ環境を考えた設計や、建設会社の丁寧な工事のお陰で新園舎での生活がスタートいたしました。
 子ども達の主体的な生活を大切にしたそれぞれの年齢にあった保育室、ランチルーム(遊戯室)、創作室や絵本コーナー等では、一人ひとりの子どもの成長発達を支えるとともに豊かな心を育み、また、これから設置する園庭の総合遊具は子ども達のチャレンジ精神を高めてくれる事を期待しています。
 五周年記念・親子で楽しむ夕涼み会では、これまで明徳そでにの保育園を巣立って行った園児やその保護者の方もご招待し、80人の卒園児と、在園児108人の保護者の方や地域の方等、500人前後の方にご参加いただきました。習志野市立袖ヶ浦保育所から引き継いだ頃の保護者の方からは、「このように五周年を迎えることが出来、明徳そでにの保育園でよかった。あらためて感謝しています。」とメッセージを頂きました。卒園児は懐かしさから感動のひと時を過ごすと同時に、新しくなった保育園での再会を喜び合うことが出来たようです。子ども達の未来をこれからも応援し見守りたいと思うとともに五年の積み重ねを実感した年でした。
 今年は飛躍の年になるよう、保育の理念に沿って全職員が専門性を更に高め、地域に根ざした保育園でありたいと考えています。


【法人】

■◆■法人事務局広報室 海老沢 太郎■◆■

 1月5日(金)、学園本館会議室にて、福中理事長が教職員を前に、平成30年年頭挨拶を行いました。
 理事長は、現状に対する不満や愚痴を言うだけでなく、言った以上は何か前向きな提案をしなければならないと訴えるとともに、本学園の100周年事業、短期大学の50周年事業についていくつか具体的な構想を述べられました。(詳細は、今号の理事長年頭所感に掲載されています)
 また、本学園が幼稚園、保育園、こども園を運営している意義について、少子化対策への取組ということではなく、子ども一人ひとりが元気に健やかに育ってくれさえすればいいという思いも述べられました。



【法人】

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