「福祉の音～朱い花～」に寄せて


　私はかつて、自身のＣＤアルバム「黄金のような子供時代の心」と共に、スペイン、イギリスへとコンサート・ツアーを行いましたが、そのテーマは、子どもの心へと回帰し、黄金に輝くしじまで、もう一度、大切な心の育みの何かを思い起こすためのものであったと記憶しております。
　それがいつしか、保育士、教育者の卵である千葉明徳短期大学の学生たちとの手話合唱、それは、ろう者の方々の内面の音楽に思いを馳せ、より内面の音楽を知る学びでありますが、懸命に努力する学生との語らいの中から、新たな歓びとかわり、そして、彼らがこの学びというリレーのバトンを次の若い生命へと手渡す、未来への祈りと導かれたように感じております。
　ヘレン・ケラーの心に豊かな音楽が響いた様に、人の心の内側にある確かな音楽を信じ、そして伝えるため、このＣＤ製作の指揮を執る事と致しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　千葉明徳短期大学・教授／ギタリスト　明石 現




発売元：シュピーゲル・レコード
製作協力：千葉明徳短期大学・ＮＰＯ法人Ｔｈｅ Ｂｌｅｓｔ Ｃｏｕｎｃｉｌ

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