現代社会論という授業の中で、私たちは貧困や非行について考えてきました。その中でも、今回は非行についてもう少し深く考えてみようと思いました。
　私たちは、1年生の時に山野良一先生の「児童家庭福祉」という授業の中で非行少女を援助する活動を行っている「bond PROJECT」という団体のビデオを見ました。
ビデオでは、bond PROJECTの活動内容と非行少女の現状でした。
実際に非行にはしってしまう子たちがいたことに正直びっくりしました。また、その子たちが非行にはしってしまう理由として家庭環境に問題があることが多くて凄く辛い気持ちになりました。
私が橘さんに会ってお話が聞きたいと山野先生に相談すると、先生はbond PROJECTの代表者である橘ジュンさんに連絡をとってくださり、千葉明徳短期大学で講演会を行うことになりました。

　当日は、橘ジュンさん、パートナーのKENさんに学校に来ていただき、一緒にお話をしてくださいました。非行に走ってしまう少女たちの本当の気持ちや苦しみや悲しみ、そこから来てしまう「死」という考えに、話を聞いていて辛くなりました。



　しかし、この機会は自分に何ができるのか考えるきっかけになりました。私は今後保育士として働いていくことになりますが、子どもたちが毎日、保育園に来てくれて、今日も楽しかった、明日も楽しみだなと思えるような保育を心がけていきたいなと思いました。

2年生　K.A



橘ジュンさん
1971年千葉県生まれ
10代の終わり、レディス・チームのリーダーとして取材を受けたことをきっかけに、ビデオ・リポーターやルポ執筆の活動を始める。
2006年に街頭から声を伝えるフリーペーパー『VOICES』を創刊
2009年、NPO法人bond PROJECTを設立
渋谷を拠点に「聴く、伝える、繋げる」の活動中。　

bond PROJECT
居場所を失った女の子の自己肯定感の向上や自立に向けた支援を行う団体。
面接・電話・メールでの相談業務のほかに、弁護士による法律相談、心理カウンセラーによるカウンセリングをなど専門的な支援や、事例研修会を実施。