あそぼうカー

「あそぼうカープロジェクト」は千葉明徳短期大学で2013年の秋に開始しました。とぼけた表情のかわいい車(あそぼうカー)に約300Kgの土粘土を積み、千葉県内の幼稚園や保育園等に遊びに出かけて行くようになって3年が過ぎ、既にのべ1000人のこどもたちが参加してくれました。現在は土粘土遊びの他、えのぐ遊びやペーパー遊びなども提供できます!

・活動日は基本的に金曜日(午前中約2時間)です。
・本学から50Km圏内であればどこへでも出掛けます。
・主に3歳~の幼児が対象です。
・一度に最大50名位までが参加できます。
・人数に見合った広い部屋さえあれば大丈夫です。
・可能な限り学生サポーター(2~4名)も参加します。
・同じ場所での継続利用も歓迎します。
・記録用の写真撮影はご自由です。
・後片づけは皆でします。
・プログラム利用料は以下の通りです。

参加人数30名まで:3,000円
参加人数30~50名:5,000円

 

「あそぼうカー」とは

「明徳あそぼうカー」とは保育者養成校である千葉明徳短期大学の車で、主に県内の保育現場(幼稚園や保育園やこども園)に様々な遊びのプログラムをお届けするための専用車です。「遊びを運ぶ車」ですから、「あそぼうカー」。「あそぼうか」とも引っかけて「あそぼうカー」です。2013年秋のプロジェクトスタート後、希望される幼稚園や保育園に向けて土粘土あそびのプログラムをお届けしています。

「あそぼうカー」のねらい

保育者養成校は保育士や幼稚園の先生を育てています。ここで学ぶ学生達はいろいろな保育園や幼稚園で実習し、こどもたちの側で働けるようになるために保育現場でも育てていただいているのです。養成校で学べることと現場でのいろいろな経験から学べることと、どちらもとても大切です。養成校が得意とすることと、保育現場が得意とすることとは必ずしも一致しませんが、いずれも大切なことです。

今の保育現場はとても忙しいところです。新しいことをするための余裕はなかなかありません。こどもたちが元気に育つためには多くのこと、大切なことを体験して欲しいのですが、多くの保育者にはそのための充分な時間がなかったり、手が足りなかったり、新しいアイディアを考え出すために外に出かけてみる時間もなかなかありません。今の保育現場で働いている人たちの中には、この仕事がとても好きでも、することが多過ぎて悩んだり、苦しんだりする人も多くいます。これは保育現場だけではなく、保育者養成校にとっても、地域社会にとっても、そして社会全体にとっても“いいこと”ではありません。長い目で見れば、経験豊かな保育者がこのままではなかなか増えないからです。人として成長するためにはこどもだけではなく、大人も豊かな体験や経験が必要です。そしてやはり、サポートも必要です。私達はそのように考えています。

そこで、私たち保育者養成校にもできるサポートの可能性について考えてみました。養成校が得意とすることで、日頃からお世話になっている地域の保育現場、そのような現場で働く保育者たち、そしてこどもたちのためにも、何かできることはないかと。

最初に思いついたのが今回の企画で、「土粘土あそび」を一つの保育プログラムとして提供することです。土粘土あそびのプログラムの他にも様々なアイディアが浮かび、現時点でまだ練られている最中です。そして、最初のプログラムが順調に軌道に乗れば、次第にプロジェクトのメニューに他のあそびも加えて行き、提供する予定です。地域に根ざした養成校が、得意とすることを通じて、地域内の保育現場、こどもたちや保育者や学生たちとが繋がり、そして今よりもっと元気になれば、お互いに“いいこと”があります。

土粘土(つちねんど)あそびのすすめ

30年前ころまでは、保育現場にはまだ余裕があり、多くの幼稚園や保育園でこどもたちも土粘土あそびを楽しんでいました。いくつかの園ではそのようなあそびが今も残っていますが、それよりも止めてしまった園の方が多いのです。土粘土あそびを止めた理由はこどもにとって“いいこと”にならないからではありません。一番の理由は、土粘土はとても魅力的なあそびの素材である反面、管理がむずかしく、手間も暇もかかるものだからです。今や現役保育者として働く人の中にも、土粘土を知らない、その魅力も、扱い方も分からない人がとても多いという理由もあります。

土に触れること、親しむことは人間にとって大切なことです。そのため、殆どの園に砂場があります。泥あそびを楽しんだり、または花や野菜などを育てたりもしています。泥団子づくりを楽しめる園もあります。でも、上記で述べた理由から土粘土あそびを諦めざるを得なかった園も多いのです。そして、保育現場全体の現状では、土粘土あそびが復活する可能性も薄く、現実的な希望ではありません。

土粘土あそびは、砂場あそびに負けない位、こどもにとって“いいこと”です。一口に粘土と言っても、種類がたくさんあります。今の保育園や幼稚園のこどもたちは紙粘土や油粘土であそんでいます。そして、多くのこどもたちはそのようなあそびが大好きです。これはとても“いいこと”です。ただ、残念なことに、紙粘土や油粘土であれば、少量しか使えません。一人で使えるのはせいぜい300~400グラムでしょうか。机の前に座り、小さい手や指先で丸めたり伸ばしたり、思い思いの物を作ってみたりします。できる物もとても小さいです。こどもたちがこのようにして作った可愛らしい“作品”を見て、保育者も保護者も感心して喜んで受け止めているでしょう。しかし、少し考えてみて下さい。幼い人には、より賢く育つために、他にも体験して欲しいことがありませんか?小さい粘土の塊では体験できないようなこと。そして、手や指先だけではなく、できれば全身で感じられること。器用に、そしてスマートに物を作る前に…。それを実現するためには大量の粘土が必要です。小さい人が両手でやっと持てる位の量。いいえ、何回も“おかわり”ができる量。大量に使える粘土なら、土粘土が一番です。土粘土は完全に自然から得られる素材です。言ってみれば自然の恵みで、とてもエコです。しかも、日本にはそのような素晴らしい素材が豊富にあります。土粘土は砂ではありません。泥でもありません。そして、こどもたちが普段の保育で体験できる紙粘土とも、油粘土とも違います。

「あそぼうカー」を呼ぶには?

このプログラムにご興味をお持ちになったら、まず千葉明徳短期大学までご連絡を下さい。

TEL:043-265-1613
e-mail:soumug@chibameitoku.ac.jp

上記いずれかの方法で、希望日やご住所等お伝え頂ければ、こちらから折り返しご連絡を差し上げます。

※まことに申し訳ありませんが、2017年度は多数のご予約をいただいております。ご希望に添えない場合もありますので、予めご了承ください。

 

このプログラムには、サポートスタッフとして本学の学生も参加します。粘土を運んだり、会場を準備したり、こどもたちの様子を見守ったり、記録したり、そして片づけたりするのをお手伝いします。このような体験から学べることは学生にとっても非常に多いのです。そして、何度か経験すれば、いずれこのようなあそびを提供できる保育者になれるでしょう。

保育現場で用意して頂きたいのは、

・なるべく広い会場;固い床のある部屋やホールです。床の上にはこちらから持参するシートを敷きます。
・ちり取りやほうき;シートについた粘土を掃除するためです。
・参加人数分の雑巾;最後にこどもたちと皆でシートをきれいに雑巾がけします。
・たらいやバケツ;こどもたちが手や足を洗うためです。

ご利用は「とりあえず1回だけ」でも構いませんが、できれば継続的な利用(3回~4回)をお薦めします。ただし、本プログラムの目的は作品づくりではありませんので、活動に使われた粘土はその都度回収し、箱に詰めて持ち帰ります。

また、こどもたちの様子を保護者の方にも紹介したい場合、写真や動画に記録することをお薦めします。

「あそぼうカー」の活動記録

活動の様子を幼稚園のブログで紹介していただきました。
「土粘土と遊ぶ」

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