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令和元年度修了式

2020.03.23

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新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、3月から急遽休校となっておりました。
本日23日1・2年生は終業HR、3年生は延期されていた修了式です。
久しぶりの登校となり、校内は生徒の声が聞こえてきました。
 
修了式は簡略ver.で行われました。
つたない写真や動画ですが、式の様子をご覧ください。
また、校長式辞及び理事長祝辞を以下に紹介させていただきます。
  
--校内の桜は満開で修了生を出迎えました-
 
 
--美術・技術室に集合。リハーサルを行いました。

 

※動画は後ほどアップします。
 
 
**********校長式辞**********

 
校内の桜が満開です。いつの間にか、春、本番を思わせる季節となりました。
本日、ここに千葉明徳学園 福中 儀明理事長、PTAから中川原会長のご出席を賜り、第7回修了式を挙行できますことをたいへん嬉しく思います。
  そして、只今、卒業証書を授与致しました34名の皆さん、あらためて千葉明徳中学校のご卒業おめでとうございます。今、皆さん、一人ひとりに卒業証書を渡しました。この晴れの舞台で手にした卒業証書は、それぞれの小学校での6年間、そして千葉明徳中学校での3年間の義務教育の9カ年の全課程を修了した証でもあります。是非、一生大切にして欲しいと思います。また、今日、ご出席頂けなかった保護者の皆様方も皆さんの成長をたいへん嬉しく思っていることと思います。保護者の皆様方におかれましては、入学からの3年間、様々な場面で、本校の教育活動にご理解・ご協力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。
  さて、皆さんは3年前、千葉明徳中学校の入学式に臨みました。入学式で新入生代表宣誓に立った中川 亜美さんは、「私たち新入生は千葉明徳中学校の生徒であることにプライドを持ち、行動する哲人として努力していきます。」と宣誓してくれました。そして、いよいよ、始まった皆さんの学校生活、入学してすぐの『入学記念餅つき大会』では、旺盛な食欲で元気にお餅をほおばる皆さんの姿が印象的でした。土と生命の学習では、皆さんの学年から校舎前に田んぼを作りました。みんなで代掻きをして、いよいよ田植えの時、最初の一歩に歓声を挙げていた皆さんの笑顔が忘れられません。2年生では、校舎側の土地を開墾し、畑で夏野菜作りを行いました。皆さんの学年は、土と生命の学習における新たなページを開いた学年でした。農家の皆さんのたいへんさを、身を持って感じた人もいたことでしょう。2年生の夏の林間学校、友達や先生と歩いた尾瀬ヶ原の風景や高山植物など、今も鮮明によみがえってくることと思います。
  さらに皆さんは、3回の明実祭を経験しました。特に今年度は、最高学年として迎えた明実祭でしたが、直前に台風15号の直撃を受け、開催が危ぶまれました。そのような中でも一人ひとりが協力しあい、短期間の中で見事に成功に導きました。当日、見学に来て頂いた保護者・ご家族の皆さんからは、生徒の頑張っている姿に元気をもらいましたとの感想を頂きました。
  そして、3年生では奈良・京都への修学旅行、奈良では、東大寺・奈良公園さらに明日香を訪れ、日本創世の荘厳な歴史と伝統に触れました。そして、京都では大学生との交流、班別自由行動を行い、夜の交流会では、持ち前のICT活用力を遺憾なく発揮し、その日の出来事を班ごとに発表しあいました。また、皆さんは、この中学3年間、授業を通しても、様々な『学び』を積み重ねてきました。その学びのまとめとして、3学年では、課題研究論文に取り組みました。その発表会では、一年間一つのテーマと向き合った経験をもとに自信に満ちた皆さんの姿があり、学びの集大成を見ることが出来ました。
  さて、間もなく皆さんは、中高一貫コースの後半の3年間に進む人、また別の高校に進む人に分かれます。いま、皆さんにとって高校生活はどのように映っているのでしょうか。特に高校での学習面は、中学とは全く違うものになっていきます。大学進学を目指す人にとっては、高校1年生からの授業は、そのまま3年後の大学入試に直結していきます。そして、皆さんの3年後の進路に普通科はありません。皆さんは、これから始まる高校3年間の中で、一人ひとりの人生の目標・方向を定めなければなりません。
  そのような皆さんの高校進級にあたり、千葉明徳の建学の精神について確認をしておきます。 「明徳を天下に明らかにせんとする者は、まずその知を致せ」、【人間、誰しもが生まれながらにして持っている可能性、その可能性を明らかにし、輝かせること』、これが千葉明徳の建学の精神、つまりは千葉明徳の教育の大きな目的です。そして、幾多の時代を経て、この建学の精神から、現在の千葉明徳が求める『行動する哲人』という具体的な人間像を定めてきました。『行動する哲人』とは、高い知識や深い見識を基礎として、自分自身の考えを持って正しい行動の出来る人間です。ここまでの3年間はもとより、今後の3年間も、皆さんにとって、その基礎を築く時間です。
  皆さんが歩んでゆく時代は、これまでは、空想の世界でしかなかったことが次々に現実になっていく時代です。自動運転の車があちこちに走り回り、各家庭では、数台のロボットとともに生活する未来も現実味を帯びてきています。変化の早い、何とも予測の難しい時代が訪れようとしています。私は、だからこそ、この千葉明徳の建学の精神が、これからの時代の中で大きく輝きを放つと確信しています。自分自身の可能性に気づくこと、そして、その可能性を明らかにすること、そして、『行動する哲人』とは、どんな時代の中にあっても、自分自身の考えをしっかり持って人生を歩んでいける人であります。千葉明徳という崇高な建学の精神の下で今後も大いに学び続けていってくれることを心から願っています。
結びに、生徒の皆さんに一つお願いがあります。それは、今日、帰宅したら必ず、皆さんを今日まで支えて下さったご家族の皆さんに、『今日まで有り難うございました。これからもよろしくお願いします。』というお礼を申し上げて下さい。
いよいよ、皆さんの新たなステージへの旅立ちの春です。皆さんの前途が、洋々たるものであることを願い、式辞と致します。
 
                                                                                                                       令和2年3月23日
                                                                                                                       学校法人千葉明徳学園
                                                                                                                       千葉明徳中学校・高等学校
                                                                                                                       校長 園 部 茂

 


**********理事長祝辞**********
 
皆さん、中学校課程の修了、おめでとうございます。保護者の皆様方もおめでとうございます。
さて、今の世の中、新型コロナウイルスによる肺炎の予防対策で大騒ぎ、パニック状態ですね。正しい予防対策を立てるのは必要ですがパニックになってはいけません。パニックになれば適切な行動がとれなくなります。パニックになるかならないかでその人の知的レベルが試されます。知的レベルの高い人はあわてず騒がず、ウィルスって何だろうと考えて本を読みます。例えばこの本、「ウィルスは生きている」講談社現代新書・中屋敷均(なかやしき ひとし)さんという医者ではなくウィルス研究者の書いた本です。この中にはウィルスに関する驚くべき新発見が紹介されています。細菌(バクテリア)は顕微鏡で見える、でもウィルスはバクテリアよりはるかに小さく電子顕微鏡でないと見えない、というのが誰でも知っている常識でした。でもその常識は覆されました。21世紀に入ってバクテリア並みに巨大なウィルスがいくつも発見されたのです。
大変面白いので4月まで暇だという人はぜひ読んでみてください。繰り返しますが、知的レベルの高い人はパニックを起こさず、あわてず騒がず、静かに本を読むものです。
さきほどクラスのホームルームで私の推薦する本のリストが渡されたと思います。あのなかで約30冊の本を推薦しておきました。皆さんは高校受験の勉強が必要なかったので、課題研究論文に取り組んだり、ほかのことをしたり、有意義な時間が過ごせたかと思います。これが中高一貫の良いところです。
しかし、学力を上げるためには受験勉強のほかに読書も必要です。読書をして身につく読解力がすべての学力の基礎と言われています。だから皆さんにはたくさん本を読んでいただきたいのです。
私の本の読み方の一部を紹介しておきます。日本語の小説を読んで同時に英語の勉強ができるという方法です。
アメリカのSF作家でレイ・ブラッドベリという人がいます。その作品に「何かが道をやってくる」という本があります。SFというよりファンタジーですが、この中の一節に不思議な表現がありました。
「その夜は、古代エジプトの細かな砂が町を越えて遠い砂丘へと吹き流されてされていくような香りのする枯葉の塵が、甘く漂っていた。」
不思議な表現でしょう?これがブラッドベリの文章の特徴です。そこで私は英語の原文はどうなっているのかと興味を持ちました。原書は千葉の本屋にはないので東京の神田の三省堂という大きな本屋に行って買いました。(この本です)「Something Wicked This Way Comes」という本です。
原文は
The night was sweet with the dust of autumn leaves that――(以下省略)となっています。これがSFの詩人と呼ばれるブラッドベリらしい表現です。趣味で小説を読んでいたのですが、思いがけず英語の勉強にもなりました。
実はこの本を読んだとき、私は大学の入学試験に落ちて浪人中でした。受験勉強をしながら受験と関係なさそうな本をたくさん読みました。でも後から考えると受験と関係ないこともない、何らかの形で役に立っている、と感じます。
読解力がすべての学力の基礎です。たくさん本を読めば、賢くなります。
来月には300名を超える明徳高校生の一員になります。しっかり勉強してきた新入生もたくさんいるはずです。彼らに負けないように、本を読んで、勉強して、一貫生の力を発揮してください。皆さんの活躍を期待して理事長の祝辞といたします。
 
                                                                                                                         令和2年3月23日
                                                                 学校法人千葉明徳学園
                                                                 千葉明徳中学校・高等学校
                                        理事長 福中 儀明
 
 
 


こちらの更新を持ちまして今年度のブログ掲載は終了となります。これまでご覧になられた方々にはこちらの場をお借りして感謝申し上げます。
 
4月からも担当を変更して、“千葉明徳中のイマ”を発信していきます。今後とも千葉明徳中学校をどうぞよろしくお願いいたします。