短⼤・⾼校・中学・幼稚園・保育園を運営する、千葉明徳学園

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3学期始業式

2022.01.07

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 銀世界に包まれた始業式となりました。こんなにも綺麗に雪化粧した千葉明徳学園は2013年以来でしょうか。創立者である福中 儀之助先生の銅像も雪に囲まれていました。慣れない雪に生徒も教員も登校には苦戦しましたが,記憶に残る始業式となったことは間違いありません。3学期も楽しい学校生活になりそうですね!
 
 
〔校長講話〕
 新年,明けましておめでとうございます。
 この冬休み中も新型コロナウイルスの感染拡大が進み,沖縄など幾つかの県では,まん延防止等重点措置が適応されようとしています。残念ながらまだしばらくの間,多くの制限と制約の中で学校生活とならざるを得ません。日々の健康観察やマスクの着用・手洗いなどの感染防止対策をしっかり行いながら,3学期の学校生活を過ごしていくようにしてください。
 さて,そんな中で今日は新年のスタートにあたり,2つのことをお話しします。
 1つ目は,2月4日から開幕する冬季オリンピック北京大会についてです。昨年の東京オリンピック・パラリンピックに続いて,今度は雪と氷を舞台に世界のトップアスリートの皆さんが様々な感動のドラマを繰り広げてくれることと思います。その中で,注目の日本選手では,3回目のオリンピックに挑むスキージャンプの高梨 沙羅選手,スピードスケートでは,髙木 美帆選手,小平 奈緒選手などの活躍に期待が集まっています。
 また,男子ではスノーボードハーフパイプの平野 歩夢選手,戸塚 優斗選手,片山 來夢選手の3選手がアメリカの35歳ショーン・ホワイト選手に挑みます。
 そして,男子でもう1人の注目選手は,なんと言ってもフィギュアスケートの羽生 結弦選手です。彼は1994年,仙台市に生まれました。2008年13歳の時に全日本ジュニア選手権を制し,2010年には世界ジュニア選手権で優勝,その後いきなり4回転を成功させて鮮烈なシニアデビューを果たしました。そんな彼は2011年,3・11大震災に遭遇します。練習拠点だったスケートリンクは大きく被災し,全国のアイスショーなどを巡りながら練習を続けました。2012年全日本選手権で初優勝し,2014年ソチオリンピックで金メダル,2018年平昌オリンピックで2連覇を果たしました。しかし,ここまで彼が歩んだ道のりは決して平坦ではありませんでした。特に前回のオリンピック直前には大きな怪我を負い出場が危ぶまれる事態もありました。そんな中で羽生選手は,今回の大会で94年振り史上3人目のオリンピック3連覇に挑んでいきます。決意のインタビューでは「4回転半を決めたい。自分の限界に挑みたい」と力強く語っています。
 コロナ禍が続く中で,昨年夏のオリンピック・パラリンピックでは,始まるまでに大会開催そのものの賛否が数多くありました。しかし,世界のアスリートの皆さんが長年に亘って,そして人生を賭けて磨いてきた最高峰のパフォーマンスをオリンピックという舞台で披露してくれたことが,息苦しいコロナ禍の中で社会全体を大きく励ましてくれたように私は感じています。是非,皆さんにも,今回の冬季オリンピックでも,それぞれの選手の皆さんが歩んできた足跡とともに,その一瞬にかける思いを存分に見て感じて欲しいと思っています。
 そして,冬季オリンピックのすぐあとには,3月4日から冬季パラリンピック北京大会が開催されます。1年間で夏季・冬季のオリンピック・パラリンピックが見られるというのも今後の人生の中で,なかなかない経験です。ちょっと得した気分で大いに堪能していきましょう。
 2つ目の話題です。若宮 正子さんという方を紹介します。若宮さんは,現在86歳,ITエバンジェリスト,電子掲示板『メロウ倶楽部』副会長などをされています。ITエバンジェリストとは,最新のITテクノロジーを解りやすく解説し,利用できるように教え導く役割をする人のことです。若宮さんは,銀行を退職した60歳を過ぎてからパソコンを使い始めました。そして,81歳の時にiPhoneゲームアプリ『hinadan』を開発した世界最高齢のプログラマーです。若宮さんの開発したiPhoneアプリ『hinadan』の制作については,アメリカのCNNが世界44カ国に配信し,一躍世界の注目の的となりました。そして,アップル社のCEOに招待され,シリコンバレーに出向き,対談を果たしました。さらに,2018年には83歳で国連総会にてほぼ独学で学んだ英語でスピーチしたことも話題となりました。若宮さんはインタビューで「私は80歳を過ぎてすごく伸びたと思っています。70,80は人生の伸び盛りだと思っています」とあっさりと語っています。そして,若い人に伝えたいこととして「あんまり考えずに,取りあえずやってみたら」とアドバイスしてくれています。
 若宮さんが講演等で語る最も印象に残る一節があります。それは「有り余る好奇心,足りない時間」と言っています。まさに若宮さんの生き方・人生そのものを表現しているように思いました。ゲームアプリ『hinadan』,私もダウンロードして挑戦してみました。なかなか新鮮です。皆さんも是非,挑戦してみてください。また,若宮さんの国連総会での英語のスピーチもYouTubeに配信されています。実に堂々として素晴らしいスピーチです。是非,観てみてください。
 3学期は,3年生の皆さんにとっては課題研究論文のまとめのときであり,いよいよ正念場です。そして,1・2年生の皆さんにとっては,次の学年へしっかり進級していく決意のときです。それぞれの頑張りを心から期待しています。
 結びにあたり,2022年という1年が,皆さん1人ひとりにとって,そして千葉明徳にとっても最高の1年になることを心から願い,新年にあたってのお話しとします。

千葉明徳中学校・高等学校
校長 園 部  茂