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3学期始業式

2022.01.07


新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、放送での実施となりました。


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2022年1月7日  第3学期始業式 校長講話

  新年、明けましておめでとうございます。
  この冬休み中も新型コロナウイルスの感染拡大が進み、沖縄など幾つかの県では、蔓延防止等重点措置が適応されようとしています。残念ながらまだしばらくの間、多くの制限と制約の中で学校生活とならざる得ません。日々の健康観察やマスクの着用・手洗いなどの感染防止対策をしっかり行いながら、3学期の学校生活を過ごしていくようにして下さい。
  さて、そんな中で今日は新年のスタートに当たり、2つのことをお話しします。
  一つ目は、2月4日から開幕する冬季オリンピック北京大会についてです。
昨年の東京オリンピック・パラリンピックに続いて、今度は雪と氷を舞台に世界のトップアスリートの皆さんが様々な感動のドラマを繰り広げてくれることと思います。その中で、注目の日本選手では、三回目のオリンピックに挑むスキージャンプの高梨 沙羅選手、スピードスケートでは、高木 美帆選手、小平 奈緒選手などの活躍に期待が集まっています。
 また、男子では、スノーボードハーフパイプの平野 歩夢選手、戸塚 優斗選手、片山來夢選手の3選手がアメリカの35歳ショーン・ホワイト選手に挑みます。
  そして、男子でもう一人の注目選手は、なんと言ってもフィギュアスケートの羽生 結弦選手です。彼は、1994年仙台市に生まれました。2008年13歳の時に全日本ジュニア選手権を制し、2010年には世界ジュニア選手権で優勝、その後いきなり4回転を成功させて鮮烈なシニアデビューを果たしました。そんな彼は、2011年、3・11大震災に遭遇します。練習拠点だったスケートリンクは、大きく被災し、その後、全国のアイスショーなどを巡りながら練習を続けました。2012年全日本選手権で初優勝し、2014年ソチオリンピックで金メダル、2018年平昌オリンピックで2連覇を果たしました。しかし、ここまで彼が歩んた道のりは決して平坦ではありませんでした。特に前回のオリンピック直前には、大きな怪我を負い出場が危ぶまれる事態もありました。そんな中で羽生選手は、今回の大会で94年振り史上3人目のオリンピック3連覇に挑んでいきます。決意のインタビューでは、『4回転半を決めたい。自分の限界に挑みたい』と力強く語っています。
  コロナ禍が続く中で、昨年夏のオリンピック・パラリンピックでも、始まるまでは、大会開催そのものの賛否も数多くありました。しかし、世界のアスリートの皆さんが長年に亘って、そして人生を賭けて磨いてきた最高峰のパフォーマンスをオリンピックという舞台で披露してくれたことが息苦しいコロナ禍の中で社会全体を大きく励ましてくれたように私は感じています。是非、皆さんにも、今回の冬季オリンピックでも、それぞれの選手の皆さんが歩んできた足跡とともにその一瞬にかける思いを存分に見て感じて欲しいと思っています。
  そして、冬季オリンピックのすぐあとには、3月4日から冬季パラリンピック北京大会が開催されます。一年間で夏季・冬季のオリンピック・パラリンピックが見られるというのも今後の人生の中で、なかなかない経験です。ちょっと得した気分で大いに堪能していきましょう。

 
 二つ目の話題です。若宮 正子さんという方を紹介します。若宮さんは、現在86歳、ITエバンジェリスト、電子掲示板『メロウ倶楽部』副会長などをされています。ITエバンジェリストとは、最新のITテクノロジーを解りやすく解説し、利用できるように教え導く役割をする人のことです。若宮さんは、銀行を退職した60歳過ぎからパソコンを使い始めました。そして、81歳の時にiPhoneゲームアプリ『hinadan』を開発した世界最高齢のプログラマーです。若宮さんの開発したiPhoneアプリ『hinadan』の制作については、アメリカのCNNが世界44カ国に配信し、一躍世界の注目の的となりました。そして、アップル社のCEOに招待され、シリコンバレーに出向き対談を果たしました。さらに、2018年には、83歳で国連総会で独学で学んだ英語でしたことも話題となりました。若宮さんは、インタビューで『私は80歳を過ぎてすごく伸びたと思っています。70・80は人生の伸び盛りだと思っています。』とあっさりと語っています。そして、若い人に伝えたいこととして『あんまり考えずに、取りあえずやってみたら』と言ってアドバイスしてくれています。
  そして、若宮さんが講演等で語る最も印象に残る一節があります。それは『有り余る好奇心、足りない時間』『有り余る好奇心、足りない時間』だとのことです。まさに、若宮さんの生き方・人生そのものを表現しているように思いました。ゲームアプリ『hinadan』、私もダウンロードして挑戦してみました。なかなか新鮮です。皆さんもに是非、挑戦してみて下さい。また、若宮さんの国連総会での英語のスピーチもユーチューブに配信されています。実に堂々として素晴らしいスピーチです。是非、見てみて下さい。
  それでは、一般受験で大学進学に臨む3年生の皆さん、いよいよ正念場です。それぞれの健闘を心から祈っています。
  結びにあたり、2022年という年が、皆さん一人ひとりにとって、そして千葉明徳にとっても最高の一年になることを心から期待し、新年にあたってのお話しとします。
 

千葉明徳中学校・高等学校                                                                      
校長 園部 茂