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1学期終業式

2019.07.20

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7月20日(土)、1学期の終業式が行われました。

 

終業式は、各教室で放送にて行われました。

校歌斉唱に続き、校長先生のお話しがありました。

 

《2019年7月20日  千葉明徳高等学校第1学期終業式 校長講話

 2019年度が始まって三ヶ月、今日で一学期が終了します。今年、5月1日から、元号が平成から令和に変わり、初めての夏休みを迎えることになりました。

4月に入学した1年生の皆さんも、最近はすっかり学校生活にも慣れ、高校生らしくなってきている姿を見ていてたいへんうれしく思っています。

  さて、今日は夏休みに入るにあたり、二つの出来事を話します。

  一つ目は、今、夏の全国高校野球選手権千葉県大会が開催されています。本校、野球部も昨日4回戦を突破し、明日5回戦へと進みます。そんな中で、私は今、その主催団体である千葉県高等学校野球連盟の副会長という立場にあります。その関係から、千葉県髙野連軟式野球部の委員長をしています。今年の春の軟式野球大会での出来事を一つ話します。一回戦で千葉県立千葉聾学校のチームが登場しました。千葉聾学校の生徒の皆さんは、耳が不自由なわけですが、それでも試合中、お互いに大きな声を掛け合い、お互いを鼓舞するするようなファイト溢れるプレーをみせてくれました。その試合の結果は、10対0で千葉聾学校が勝利しました。そして、ホームベースのところに一列に選手達が整列しました。そこに校歌が流れ始めました。すると、大きな声で手話を交えて、校歌を歌い始めました。ダッグアウト前では、監督・部長の先生方も手話をつけて校歌を歌っておられました。そらに、スタンドを見上げると、応援に駆けつれた仲間の生徒や保護者の皆さんも手話を交えて校歌を歌っておられました。その光景は、見ている全て人々を大きな感動に包み込みました。まさに、勝利を目指して直向きに、勇猛果敢に戦った選手達、そして、その選手達と一体となって全力で応援した仲間や保護者の皆さん、まさに高校野球の原点を見る思いがしました。その光景には、学校全体がまさに一つになった勝利の歓びが表現されているように感じました。

  今、硬式野球の第101回全国高校野球選手権千葉大会は、170校163チームが参加して開催されています。最初に話したように、本校野球部もBシード校として、明日五回戦に臨みます。是非、多くの皆さんが球場に駆けつけ、グラウンドとスタンドが一体となった勝利の感動を共有して欲しいと思います。

二つ目、先日、7月11日にはやぶさ2が小惑星『りゅうぐう』への人類初のタッチダウンに成功し、惑星内部の物質の採取に成功したというニュースについて話しをします。JAXAの記者会見では、100点満点で1000点ですという表現がとても印象的でした。さらに会見では、『太陽系の歴史を手に入れることができた。』とも語りました。では、今回のミッションは、何がすごいのかということで、ここで皆さんに二つの夏休みの宿題を出したいと思います。一点目は、りゅうぐう内部の物質に水と有機物が存在していたら、地球における46億年前の生命誕生のメカニズムを再現できるかもしれない、というのです。なぜ、りゅうぐうに水と有機物が存在することが、地球での生命誕生のメカニズムに結びつくのか、これが一つ目のミッションです。2点目、はやぶさ2が地球を出発したのは、2014年12月3日でした。それから、実質2年半をかけて、りゅうぐうに到着し、その後、幾つかのミッションをこなしてきました。ここからが興味深いのは、りゅうぐうで物質を採取したカプセルは、なんと1年後には地球に戻ってくると言います。なぜ、行きは2年半かかったのに、カプセルは1年で地球に戻ってくるのでしょうか。これが皆さんへの二点目のミッションです。繰り返します、一点目、りゅうぐうでの水と有機物の存在がなぜ地球の生命誕生に関係するのか、二点目、なぜ、はやぶさ2のカプセルは、1年で地球に戻って来られるのか、是非、この夏休みに勉強して、9月に私宛てにレポートを提出して下さい。多くの皆さんがレポートを提出してくれることを期待しています。 

  最後に、明日は参議院議員選挙の投票日です。高校三年生の皆さんは、四分の一近くの人は、投票券が届いていることと思います。先日の新聞報道で、2017年からの国政選挙での18歳から20代の投票率は、一番高いときでも34%、つまり約7割が棄権しているのが現状であるとのことでした。新聞報道では、若者達が棄権してしまう主な理由が新聞で紹介されていました。その理由は、自分一人が投票しても何も変わらない、政党がよく解らない、政治に興味がない、どんな人が立候補しているのか知らない、というようなことでした。投票権のある人にとって、今日の明日では自分も同じだという人も多いかもしれませんが、今はスマホからも選挙に関する様々な情報を得ることができます。まずは、投票所に行って、その雰囲気を自分の目で確かめるだけでも良いと思います。是非、棄権せずに投票所に足を運んでみて欲しいと思います。

  それでは、皆さんにとっても、たった一度だけの2019年の夏です。様々な経験や体験を通して大いに成長し、二学期にまたさらに成長した皆さんにお会いできる心から期待し、一学期終業式にあたっての話しとします。               

 

千葉明徳中学校・高等学校

校長 園部 茂