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卒業式

2020.03.01

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3月1日(日)、第70回卒業証書授与式が行われました。

晴れ上がって暖かく、春らしい天気に恵まれ、絶好の「卒業式日和」でしたが、今年は新型コロナウィルスの懸念から、来賓・保護者の方々にご出席いただけない中での卒業式でした。

それでも卒業証書授与での呼名では、325名の卒業生ひとり一人が大きな声でしっかりと返事をし、その後、校長式辞、祝辞、送辞、答辞と続き、素晴らしい式典となりました。

最後は、先生方で花道をつくって卒業生を送り出しました。



《校長式辞》
 弥生3月、日差しの温もりから、ようやく春の足音が感じられるようになってまいりました。
 本日、ここに千葉明徳学園福中 儀明理事長、PTAから中川会長・前田副会長のご出席を賜り、第70回卒業証書授与式を挙行できますことは大きな喜びであります。
 ただ今、呼名を受けた325名の卒業生の皆さん、改めて卒業おめでとうございます。そして、本日は、ご列席頂けませんでしたが、保護者の皆様方も皆さんを卒業を心からお祝い頂いていることを確信しています。
 さて、卒業生の皆さんが、本校で過ごした6年間・あるいは3年間には、日本国内、そして世界でも、様々な出来事がありました。昨年は、元号が平成から令和に変わりました。そして、今年、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される年が幕を開けました。皆さんの今後の人生では、東京オリンピックの年に高校を卒業したという鮮明な記憶として刻まれていくことと思います。
 そして、こうした様々な出来事があった中、皆さんは本校での授業や部活動・学校行事などの、経験や体験を通して、知を磨き、心を育ててきました。今、皆さんはその旅立ちの時を迎え、何を思い、どんな決意をしているのでしょうか。   そんな、皆さんの旅立ちに当たり、二つのことをお話しします。
 一つ目は、皆さんが学んだ千葉明徳学園の建学の精神についてです。
  「明徳を天下に明らかにせんとする者は、まずその知を致せ」、【人間、誰しもが生まれながらにして持っている可能性、その可能性を明らかにし、輝かせること』これが千葉明徳の建学の精神、つまりは千葉明徳の教育の大きな目的です。そして、幾多の時代を経て、この建学の精神から、現在の千葉明徳が求める『行動する哲人』という具体的な人間像を定めてきました。『行動する哲人』とは、深い知識や見識を基礎として、自分自身の考えを持って正しい行動の出来る人間であり、これは皆さんが社会と繋がった時の姿を描いています。皆さんが過ごした6年間・あるいは3年間の学校生活は、その基礎を築く時間でした。
 そして、いよいよ皆さんが歩んでゆく時代、身近には、AI. IoTなど、これからの時代を示唆するキーワードにあふれています。そして、その時代は、変化の早い、何とも予測の難しい時代だと言われています。私は、そんな時代だからこそ、この千葉明徳の建学の精神が、それからの時代の中で大きく輝きを放つと確信しています。自分自身の可能性に気づくこと、そして、その可能性を明らかにすること、そして、『行動する哲人』とは、どんな時代の中にあっても、自分をしっかりもって人生を歩んでいける人であります。千葉明徳という崇高な建学の精神の下で学んだ皆さんの今後の活躍を心から願っています。
 二つ目は、卒業生の皆さんへのお願いです。本日、保護者の皆さま方には、皆さんの晴れの舞台を共にお祝いしてできないことをたいへん残念な思っておられることと思います。保護者の皆様方は今、皆さんの千葉明徳での6年間・あるいは3年間の学校生活についての、様々な場面を思い起こしておられることと思います。卒業生の皆さん、今日まで、皆さんを支えて下さった、保護者・ご家族の皆さんに、今日、帰宅したら、必ず『有り難うございました』という一言を申し上げて下さい。
 また、皆さんをここまで導いてきた、担任の先生をはじめとする、本校の教職員、そして皆さんの生涯の母校となる千葉明徳中学校・高等学校のことも、心に刻んでおいて欲しいと思います。
 それでは、いよいよ卒業生の皆さんの旅立ちです。皆さんの卒業を心から祝福し、入学した時に贈った、 高浜 虚子の句を再度贈ります。
 
 『春風や 闘志 抱きて  丘に立つ』   『春風や 闘志 抱きて  丘に立つ』
 
 いよいよ卒業生の皆さんの旅立ちの春です。
 卒業生の皆さんの前途が、洋々たるものであることを確信し、将来への末永い、ご多幸をお祈りし、式辞と致します。

 
 
《来賓(PTA会長)祝辞》
 卒業生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。
 連日、新型コロナウィルス感染症の情報が後を絶つこと無く、日々情報が変化する中で、今日この日を無事に迎えられましたことに、ホッとしております。今日は保護者の方がいない中での卒業式となりましたが、高校生活最後の制服姿を誇らしく思い、登校する皆さんの後ろ姿をご家族の方は見送った事でしょう。そして、皆さんの命が芽生えたその日から約18年と立派に成長を遂げたその姿に「生まれてきてくれてありがとう」と感謝と祝福の心で満たされたはずです。
 そして、理事長先生、校長先生をはじめ、諸先生方に於かれましては、私たちの大切な子供達を、優しく、時には厳しく、根気強く、導いてくださいましたことを、保護者を代表として感謝、お礼申し上げます。
 誠にありがとうございました。
 
 さて、卒業生の皆さん、人生の主役である皆さんの舞台には、勉強・部活動・課外活動と様々なステージが用意されていましたね。
 仲間と喜びを分かち合ったり、達成感を味わったり、時に、挫折感を味わい悔しい思いをしたこともあったでしょう。
 人間関係に悩んで、不安や孤独、悲しみで何度も心が折れそうになったり、目標を見失い、頑張っても結果が出なかったりと、自信を失うこともあったでしょう。
 それでも皆さんは、いくつもの壁を乗り越え、今日、立派にこの日を迎えることが出来ました。
 それは、価値のある何一つ無駄のない素晴らしい人生を歩んで来たからではないでしょうか。
 皆さんの人生の舞台には、自分の反省材料とするために、「こんな人間になるなよ」と、敢えて悪役を演じ、反面教師として学びを与えてくれた人もいたことでしょう。
 また、素晴らしい時間を共有した仲間もいれば、苦しみにあるとき、温かい言葉で心に光を与えてくれた家族、先生、仲間もいたでしょう。
 こうして、悔しくも嬉しくも、自分の人生で出会った全ての経験は、皆さんの成長の為に用意され、今があるのだと思うと、人生に無駄なことは、ひとつもないと思えるのではないでしょうか?
 
 また、令和元年の年は災害の多い年でもあり、行事など、思うように事が進まないこともありましたね。災難が立て続きに起こり、人間の手では太刀打ち出来ない自然災害や拡大する病の中であっても、世の中が一瞬暗く見えたとしても、一筋の光を求めるために、考え行動し、経験をとおして、そこにも沢山の学びが用意されていたはずです。
 自分の人生の舞台には、こうして様々な環境や多くの人たちが影響を与え、皆さんを奮い立たせ、学びの機会を与えられながら人生を彩っていることをどうか忘れないでください。これから始まる新たな人生においても様々な舞台が用意され、時に、行く手を阻む大きな壁も現れるでしょう。
 その壁さえも、自分が成長する為のチャンスだと思い、全ての経験は人生の糧であり、無駄なことは何一つないと信じ、かけがいのない財産になると信じて頂きたいのです。
 全ては、皆さんが幸せになるために用意された舞台であると言うことを。
 そして、幸せな人生を歩めるかどうかの選択の鍵は、「誰か」ではなく、いつだって主役の「自分」にあるということを。これから積み上げていく皆さんの人生の選択が、幸せであることを心から願っております。
 結びに、卒業されるみなさんに「青春に贈る」言葉として、あるアーティストの言葉を伝えます。
「Love the life you live.」
「Live the life you love.」
「自分の生きる人生を愛せ」
「自分の愛する人生を生きろ」です。
 卒業生の皆さんの幸せと、心豊かな人生を願い、様々な舞台でのご活躍を心から応援し、私からの挨拶とさせていただきます。
 ご卒業、本当におめでとうございます。