ナンバリング

A②05

科目名

現代社会論＜各論＞「人類学とフィールドワーク ー大相撲から文化と伝統を学ぶー」

実務経験のある教員による授業

担当形態

単独

担当教員

松山啓

ディプロマポリシーとの関連性

②, ③, ④

テキスト

特にありません

開講時期

通年

単位数・

授業形態

4単位　演習

到達目標

・フィールドワークを実践することで、他者理解の方法を学ぶ。

・大相撲に関する具体的な事例を考察し、「文化」や「伝統」という概念を理解する。

・大相撲の伝統的秩序や慣習から、現代社会における問題や課題を思考すること。

授業の概要

文化人類学とは、フィールドワークを通して対象世界の「文化」や「社会」を研究し、人間とは何かを問う学問である。本授業では、人類学的な思考を学びつつ、フィールドワークを実施することで、理論と実践を往還しながら異文化と他者理解の方法を学習する。ここでは、日本国内における相撲興行を対象とし、相撲部屋への参与観察や、本場所の観戦、両国の街歩きから「文化」や「伝統」をテーマにディスカッションをする。

授業計画

第1回　オリエンテーション　今後の授業計画の概説

第2回　文化人類学とは何か

第3回　フィールド演習：大学周辺を歩く

第4回　ディスカッション　フィールドノートの読み合わせと考察

第5回　相撲の歴史①

第6回　フィールド演習：相撲部屋で稽古見学をしよう

第7回　ディスカッション　フィールドノートの読み合わせと考察

第8回　フィールドノート：よりよい記述を目指そう

第9回　雷電爲右エ門について

第10回　フィールド演習：佐倉市でのFW（雷電爲右エ門ゆかりの地、歴博の見学）

第11回　ディスカッション　フィールドノートの読み合わせと考察

第12回　両国の歴史①

第13回　フィールド演習：両国の街を歩く

第14回　ディスカッション　フィールドノートの読み合わせと考察

第15回　民族誌を読んでみよう①

第16回　フィールド演習：両国国技館で大相撲本場所を観戦しよう

第17回　ディスカッション　フィールドノートの読み合わせと考察

第18回　創られた伝統とは何か

第19回　フィールド演習：相撲部屋で参与観察をする

第20回　ディスカッション　フィールドノートの読み合わせと考察

第21回　フィールド演習：相撲部屋で参与観察をする

第22回　ディスカッション　フィールドノートの読み合わせと考察

第23回　「文化」と「伝統」とは何か

第24回　一年間のまとめ

準備学習

・事前に示された課題やテーマの概要を調べておくこと。（必要時間：60分）

・事前の授業準備において、コメントや質問を考えておくこと。（必要時間：45分）

評価方法

授業における積極的な取り組みとコメント ― 30%

フィールドワークの調査報告・発表 ― 30%

レポート ― 40%

参考文献

岸政彦・石岡丈昇・丸山里美（2016）『質的社会調査の方法―他者の合理性の理解社会学』有斐閣.

新田一郎（1994）『相撲の歴史』講談社.

マリノフスキ、ブラニスワフ（2010）『西太平洋の遠洋航海者』増田義郎訳、講談社.

特記事項

課題へのフィードバック方法

フィールドワークにおける交通費等は各自負担。授業課題等に関する補足資料は適宜PDFファイルなどで共有する。

【課題等へのフィードバック方法】

レポート・報告・発表に対するコメントを実施する。

卒業・免許状・資格との関連

卒業

必修

幼稚園教諭免許状

その他

保育士資格

教養科目

実務経験のある教員等による授業内容