教員免許更新講習

 千葉明徳短期大学では、幼稚園教諭免許状保有者のみを対象とした、教員免許状更新講習【必修・選択必修および選択】を企画しました。本学は、保育創造学科のみが設置されている小さな短期大学ですが、同敷地内に附属幼稚園があり、学校法人内/姉妹法人内には保育園が4か所、こども園が1か所あり、学内では子育て支援を行っています。そして、保育者養成に特化している本学だからこそ、保育分野を専門とする専任教員が多数在籍し、学生と共に保育現場に赴きながら保育の探究をし続けています。

平成30年度 教員免許更新講習について


※ 平成30年度秋季~冬季にかけての講習が決定いたしました。受付日時、方法等は9月初旬にこのページにてお知らせいたします。


開講日程および内容

(1) 幼稚園教育の最新事情【領域:必修】6時間
(2) 幼稚園を巡る近年の状況の変化について【領域:選択必修】6時間
(3) 教育内容の充実【領域:選択】18時間 (計6講座を開設しますので、興味関心に合わせ、選択してください。必要な時間数は、6時間×3講座です。)
※時間帯は、いずれも9:30~17:30 受講料は各講座6,000円です。

開催日 領域 授業内容 概   要 募集
人数
担当教員
10/28
(日)
選択 家族援助の基本 教育、福祉機関は、ますます家族援助を求められる状況にある。通り一遍の助言は個人の価値基準によるため、問題を深刻化させる時がある。虐待、親子関係悪化などの人と人との関係性の問題に対して「原因ー結果」の因果論的帰結は難しく、家族の構造的特徴を掘り下げなければ問題解決に結び付かない。本講座は家族理解のための基本ツ-ル「ジェノグラム」の標準化した描き方と構造的理解のための視点を学ぶ。 40人 佐藤 隆司
(本学教授)
組織作りと園内研修/子育て支援の本質を理解する 園の組織作りのためには、目の前の課題に向かい保育を可視化し共有できる園内での研修が求められている。本講座では、園内での研修の目的、方法、内容について理解し、実践に生かすように学ぶ。また、少子化が叫ばれてはや30年が経とうとしているが、この間、在園時の保護者支援や預かり保育、地域の子育て支援に取り組む園が増えている。イベントや園児獲得のためではない、支援の本質と今後のあり方を模索する。 40人 石井章仁
(本学教授)
11/11
(日)
選択 保育における「幼児理解」と「援助」を考える 「環境を通して行う教育」という考え方は、幼稚園教育の基本である。そして、子どもにとっての保育者は、環境の中でも大きな意味を持ち、直接的に影響を与える存在である。その保育者は、自身の幼児理解に基づき、日々、目の前の子どもたちを保育する。従って、保育者としての経験を積み、また、さまざまな経験を経た今、改めて「幼児理解」とはなにかを再考し、幼児理解と具体的な援助の関係、そのあり方について理解を深める。 40人 金 瑛珠
(東京未来大学
こども心理学部こども心理学科准教授)
「保育環境」の問い直し 「環境を通して行う教育」では、幼児が関わっていく対象である「保育環境」のあり方がとても重要である。そして、その「保育環境」は保育者が意図的に考えていく必要のある対象である。幼児にとって望ましい「保育環境」とはどういったものだろうか。保育環境として、人の要素、モノの要素等いろいろあるが、幼児の主体性を大切にしていくという場合、どのような環境が望ましいのだろうか。改めて問い直しを行う。 40人 由田 新
(本学教授)
11/18
(日)
選択 表現教育について考えるA~素材あそびから、総合的な表現へ 幼稚園教育要領の改訂により、領域「表現」の内容の取扱いにおいて「音、形、色などに気づくようにすること」「様々な素材や表現の仕方に親しんだり」という文章が加えられた。素材あそびを通して、日々の生活の中で子どもたちが発見していることを追体験し、素材による表現の可能性について考える。また、楽譜を使わないアンサンブルを経験し、音や動き、ことばによる応答的な関係性の深まりと表現について考える。 40人
池谷 潤子
(本学講師)
表現教育について考えるB~感じるところから始める表現 幼稚園教育要領領域「表現」に、「様々な素材や表現の仕方に親しんだり」という文章が加えられたことを踏まえ、造形と身体の2つの視点から素材と表現について考える。まずは自身の身体で素材を丁寧に感じることを体験しながら、子どもの表現活動の意義を考えると同時に、互いに関わり合いながら学ぶワークショップ形式の実践を体験する。また、表現活動における保育者の役割について、そのあり方を再考する。 40人
深谷 ベルタ
(本学教授)
田中 葵
(本学准教授)
11/25
(日)

必修

幼稚園教育の最新事情 今日の幼稚園教諭に求められる最新の教育事情について「国の教育政策や世界の教育の動向」、「教員としての子ども観・教育観等についての省察」、「子どもの発達に関する脳科学、心理学等における最新の知見」、「子どもの生活の変化を踏まえた課題」の4つの領域から学ぶ。 80人
伊藤 恵里子
(本学准教授)
大村 あかね
(本学講師)
12/2
(日)

選択
必修

幼稚園を巡る近年の状況の変化について 選択必修領域として取り扱う事項のうち、「学校を巡る近年の状況の変化」について、幼稚園を中心として考える。その中で、虐待等、子どもに関わる社会問題から、改めて子どもの権利についてその現状と課題を議論する。また、今日の幼稚園という保育の場が社会の変化の中でどのような意味を持ちうるのか、改めて問い直しを行う。 80人
箙  光夫
(本学特任教授)
金子 重紀
(本学学長/教授)


主な受講対象の方

※1 千葉明徳短期大学卒業生、保育関係(幼稚園教諭または認可保育所保育士)の方を優先いたします。
※2 平成21年4月以降に卒業された方は、幼稚園教諭免許状に記載がある期日までに更新を行ってください(講習の受講及び更新の申請は、有効期間満了日の2年2か月前~2か月前までの2年間内に行われることが必要となります)
対象者生年月日 修了確認期限
昭和38年4月2日~昭和39年4月1日 平成31年3月31日
昭和48年4月2日~昭和49年4月1日
昭和58年4月2日~昭和59年4月1日
昭和39年4月2日~昭和40年4月1日 平成32年3月31日
昭和49年4月2日~昭和50年4月1日
昭和59年4月2日~


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