ナンバリング

B②04

科目名

保育内容演習(健康と人間関係)

実務経験のある教員による授業

担当形態

複数

担当教員

井上 裕美子

久保 瑶子

郷家 史芸

ディプロマポリシーとの関連性

①・②・③・④

テキスト

「幼稚園教育要領解説」フレーベル館

「保育所保育指針解説」フレーベル館

「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」フレーベル館

「保育用語辞典」ミネルヴァ書房

開講時期

通年

単位数・

授業形態

2単位 演習

到達目標

この授業は、実際に子どもとかかわったり、保育者の子どもとのかかわり等に触れる体験を通して、保育内容を領域「健康」及び「人間関係」に焦点をあてつつ、総合的に学んでいきます。

・日々の生活やあそびの中で様々な体験をし、総合的に子どもが育つということを

理解し説明できる。

・子どもが保育の中で体験している内容を知り、領域「健康」「人間関係」の視点から説明できる。

・生活やあそびを支える子ども理解や子どもとのかかわり、保育者の援助を知り記録できる。

授業の概要

実際に子どもとかかわりながら、具体的に保育の内容を学んでいくためには、「面白いな」「どうしてだろう」と自分なりに課題をもって取り組むことが学びの第一歩になります。

 具体的には、皆さんの体験レポートを基に、子どもが身体を動かしてあそび、他者とかかわりながら育つ姿に触れ、子どもを理解したり、保育者の援助を具体的に学んでいきます。少子化という現代的課題から、子ども同士のかかわり合いやその質の

保障についても考えていきます。

 この授業では保育内容「健康と人間関係」に焦点をあてて学びますが、子どもの活動やかかわりの中で独立したものではないことはすぐに理解できることでしょう。

ここでは、その他の領域との関連についても触れながら進めていきます。

また、他教科とも連携し、自分の身の周りの事物をも意識しながら学んでいきます。

授業計画

第1回 事例と記録の検討(1)子どもとの触れ合いから

第2回 事例と記録の検討(2)子どものあそびや運動から

第3回 事例と記録の検討(3)子どもと他者のかかわりから

第4回 事例と記録の検討(4)領域「健康」の視点から

第5回 事例と記録の検討(5)領域「人間関係」の視点から

第6回 事例と記録の検討(6)領域「言葉」の視点から

第7回 事例と記録の検討(7)領域「環境」の視点から

第8回 事例と記録の検討(8)領域「表現」の視点から

第9回 子ども同士のかかわりと、その時々の気持ちや葛藤、そこでの育ちに目を向ける  (1)理論

第10回 子ども同士のかかわりと、その時々の気持ちや葛藤、そこでの育ちに目を向ける (2)実践

第11回 保育内容領域間や、小学校教科等とのつながりを知る

第12回 幼稚園での生活やあそびから保育内容「健康」のねらいと内容を考える

第13回 保育内容「健康」における保育実践の動向を知る

第14回 幼稚園での生活やあそびから保育内容「人間関係」のねらいと内容を考える

第15回 保育内容「人間関係」における保育実践の動向を知る

第16回 運動会などの行事と人間関係の育ちについて考える (1)理論

第17回 運動会などの行事と人間関係の育ちについて考える (2)実践

第18回 子どもの健康な生活と基本的生活習慣の育ちについて知る (1)理論

第19回 子どもの健康な生活と基本的生活習慣の育ちについて知る (2)実践

第20回 子どもの人とのかかわりの育ちを概観する (1)理論

第21回 子どもの人とのかかわりの育ちを概観する (2)実践

第22回 相互にかかわり合って育つ子どものあそび・人とのかかわりの育ちとあそびの展開・体力、運動能力の育ちから (1)理論

第23回 相互にかかわり合って育つ子どものあそび・人とのかかわりの育ちとあそびの展開・体力、運動能力の育ちから (2)実践

第24回 保育内容「言葉」との関連性を確認する

第25回 保育内容「表現」との関連性を確認する

第26回 保育内容「環境」との関連性を確認する

第27回 生活やあそびを総合的にとらえる(情報機器や教材の活用を含む)

第28回 保育内容を踏まえた上で指導計画を作成する

第29回 保育内容を踏まえた上で指導計画に基づき実践する

第30回 保育内容を踏まえた上で実践後の振り返りを行い、評価の考え方を学ぶ

期末試験・期末試験解説

準備学習

・皆さんの体験を基に授業を展開しますので、体験のレポートを書きます。

・授業後には授業の内容を再度皆さんの体験と結び付け、理論的な理解を深める ことが必要です。

・グループや個人で、その都度必要な準備学習を行います。

評価方法

・授業での取り組み(討議への積極的な参加、発言内容) ― 40%

・期末試験 ― 60%

参考文献

「幼稚園教育要領」文部科学省

「保育所保育指針」厚生労働省

「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」内閣府

特記事項

課題へのフィードバック方法

【課題等へのフィードバック方法】

試験後、模範解答を提示して解説を行う。

レポートにはコメント等を書き加え返却する。

卒業・免許状・資格との関連

卒業

 

幼稚園教諭免許状

必修

領域及び保育内容の指導法に関する科目

その他

 

保育士資格

必修

保育の内容・方法に関する科目

実務経験のある教員等による授業内容

(井上)保育所や幼保連携型認定こども園での勤務経験を活かし、保育現場の実情と諸課題に触れ、実践的な授業を実施します。

(郷家)認定こども園での勤務経験を活かし,子どもの遊びに関して深く考察し,

実践的に授業を行います。

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