ナンバリング

B②03

科目名

保育内容演習(言葉と表現)

担当形態

複数

担当教員

池谷 潤子・伊藤 恵里子

ディプロマポリシーとの関連性

①・②・③・④

テキスト

「幼稚園教育要領解説」フレーベル館

「保育所保育指針解説」フレーベル館

「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」フレーベル館

「保育用語辞典」ミネルヴァ書房

開講時期

通年

単位数・授業形態

2単位・演習

到達目標

 この授業は、実際に子どもとかかわったり、保育者の子どもとのかかわり等に触れる体験を通して、保育内容を領域「言葉」及び「表現」に焦点をあてつつ、

総合的に学んでいきます。

・日々の生活やあそびの中で様々な体験をし、総合的に子どもが育つということを理解し説明できる。

・子どもが保育の中で体験している内容を知り、領域「言葉」「表現」の視点から説明できる。

・生活やあそびを支える子ども理解や子どもとのかかわり、保育者の援助を知り記録できる。

授業の概要

 実際に子どもとかかわりながら、具体的に保育の内容を学んでいくためには、

「面白いな」「どうしてだろう」と自分なりに課題をもって取り組むことが

学びの第一歩になります。

 具体的には、皆さんの体験レポートを基に、子どもが伝えようとする姿や、

豊かな感性をもち表現する姿を捉え、子どもを理解したり、保育者の援助を

具体的に学んでいきます。同時に言葉や表現の育ちを概観していきます。

 この授業では保育内容「言葉と表現」に焦点をあてて学びますが、子どもの活動やかかわりの中で独立したものではないことはすぐに理解できることでしょう。

 ここでは、その他の領域との関連についても触れながら進めていきます。

 また、他教科とも連携し、自分の身の周りの事物をも意識しながら学んでいきます。

授業計画

第1回 事例と記録の検討(1)子どもとの触れ合いから

第2回 事例と記録の検討(2)子どもの言葉への感覚や関心から

第3回 事例と記録の検討(3)子どもの感性の豊かさや表現の多様さから

第4回 事例と記録の検討(4)領域「健康」の視点から

第5回 事例と記録の検討(5)領域「人間関係」の視点から

第6回 事例と記録の検討(6)領域「言葉」の視点から

第7回 事例と記録の検討(7)領域「環境」の視点から

第8回 事例と記録の検討(8)領域「表現」の視点から

第9回 子どもの幼稚園での生活やあそびから、言葉による表現や音楽・身体・造形表現への心情や意欲を探る    (1)理論

第10回 子どもの幼稚園での生活やあそびから、言葉による表現や音楽・身体・造形表現への心情や意欲を探る  (2)実践

第11回 保育内容領域間や、小学校教科等とのつながりを知る

第12回 幼稚園での生活やあそびから保育内容「言葉」のねらいと内容を考える~事例検討から

第13回 保育内容「言葉」における保育実践の動向を知る

第14回 幼稚園での生活やあそびから保育内容「表現」のねらいと内容を考える~事例検討から

第15回 保育内容「表現」における保育実践の動向を知る

第16回 子どもの生活やあそびと保育内容「言葉」「表現」との関連を考える~事例検討から  (1)理論

第17回 子どもの生活やあそびと保育内容「言葉」「表現」との関連を考える~事例検討から  (2)実践

第18回 子どもの「言葉」の獲得と育ちについて知る (1)理論

第19回 子どもの「言葉」の獲得と育ちについて知る (2)実践

第20回 子どもの「表現」の多様さを捉える (1)理論

第21回 子どもの「表現」の多様さを捉える (2)実践

第22回 子どもの言葉や表現を豊かにする環境、援助の実際を知る (1)理論

第23回 子どもの言葉や表現を豊かにする環境、援助の実際を知る (2)実践

第24回 保育内容「健康」との関連性を確認する

第25回 保育内容「人間関係」との関連性を確認する

第26回 保育内容「環境」との関連性を確認する

第27回 生活やあそびを総合的にとらえる(情報機器や教材の活用を含む)

第28回 保育内容を踏まえた上で指導計画を作成する

第29回 保育内容を踏まえた上で指導計画に基づき実践する

第30回 保育内容を踏まえた上で実践後の振り返りを行い、評価の考え方を学ぶ

前期期末試験・期末試験解説

準備学習と必要時間

・予習として課題レポートを行う。(60分以上)

・他の受講生のレポートを読み、他所の意見に触れ、視野を広げる。(60分以上)

評価方法

・授業での取り組み(討議への積極的な参加、発言内容、レポート課題) ― 60%

・試験(前期・後期) ― 40%

参考文献

「幼稚園教育要領」文部科学省

「保育所保育指針」厚生労働省

「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」内閣府

特記事項

課題へのフィードバック方法

絵本「こどものとも」の年間購読をします。

【課題等へのフィードバック方法】

試験後、模範解答を提示して解説を行う。

レポートにはコメント等を書き加え返却する。

卒業・免許状・資格との関連

卒業

 

幼稚園教諭免許状

必修

領域及び保育内容の指導法に関する科目

その他

 

保育士資格

必修

保育の内容・方法に関する科目

実務経験のある教員等による授業内容

(池谷)国外保育園での勤務経験を活かし、実際の課題はどんなものか、その解決への取り組み方法、また、その際の問題点などに触れ、より実践的な授業を行う。

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