ナンバリング

B⑥01

科目名

専門総合演習「マイノリティ問題から考える保育・教育Ⅰ」

担当形態

単独

担当教員

伊藤 恵里子

ディプロマポリシーとの関連性

①・②・③・④

テキスト

資料を適宜配布する。

開講時期

前期

単位数・授業形態

2単位・演習

到達目標

・他者の語りを聴き、感じたことや考えたことを言葉にすることができる。

・マイノリティへの視点を持ち、構造的差別について理解を深める。

・卒業レポートにおいて自ら取り組みたい課題を発見する。

授業の概要

 私たちの生きる社会に根強く残る現代的な課題として差別問題があります。本授業では、さまざまなマイノリティ問題について考えることを通して、子どもやさまざまな人々の生活を支援する立場である保育者となるみなさんがマイノリティへの視点を持つことを目指しています。

 自分の身の周りに存在する(かもしれない)マイノリティや差別問題について考えるところから始め、ドキュメンタリーや生活史、文学や漫画等を用い、さまざまな他者の語りに耳を傾け、それぞれの人の生きづらさについて理解しようとします。そして、それぞれを個人の問題として終わらせるのではなく、そこにある構造に目を向けることをねらいとしています。

 授業の終わりには、受講生一人ひとりの追求したい課題を見出していきます。

授業計画

第1回 オリエンテーション:自己紹介

第2回 私の身の周りの差別問題

第3回 さまざまなマイノリティ問題①(女性差別)

第4回 さまざまなマイノリティ問題②(障害者差別)

第5回 さまざまなマイノリティ問題③(外国籍の子ども差別)

第6回 さまざまなマイノリティ問題④(異民族差別)

第7回 差別と「マイクロアグレッション」

第8回 人権/子どもの人権について考える

第9回 人権と「思いやり」

第10回 構造的差別について考える

第11回 マイノリティ/マジョリティを問い直す

第12回 マイノリティ問題と社会運動

第13回 マイノリティ問題と保育・教育

第14回 卒業レポート題目発表会

第15回 まとめ:保育者としてマイノリティ問題にどう向き合うか

準備学習と必要時間

・ 提示された参考資料を読んだ上で授業に臨むこと。(30分)

・ 提示された課題について調査・検討してくること。(30分)

評価方法

・話し合いへの取り組み姿勢 30%

・授業内課題 30%

・課題発見への取り組み姿勢 40%

参考文献

適宜紹介する。

特記事項

課題へのフィードバック方法

【課題等へのフィードバック方法】

授業内課題等の提出物に対しては、適宜コメントを記入し返却する。

卒業・免許状・資格との関連

卒業

必修

幼稚園教諭免許状

   

その他

 

保育士資格

   

実務経験のある教員等による授業内容

 

pagetop